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【週末読む、観る】(1)花田紀凱の週刊誌ウオッチング「ライバル誌の勝負がこれほどハッキリ出たことも珍しい」 (4/5ページ)
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■『知っているようで知らないこれが本当の中国 33のツボ』石平著(海竜社・1575円)
《実像を分かりやすく解説》
現在、日本の輸出相手国は中国が1位。また、食糧自給率39%の日本は中国から大量の食料を輸入。日本と中国は切っても切れない関係です。
日本人は、古来、孔子や孟子、『三国志』などで中国に親しみを持ってきました。仏教や文字の伝来、日清戦争をはじめとする中国大陸での戦争など、深いかかわりのある隣国だけに、日本人の中国に対する知識は豊富なはずです。テレビや新聞で日々報道される情報からも、われわれ日本人は中国のことを「よく知ったつもり」でいます。
本書の著者、石平氏は中国四川省成都に生まれ、「文化大革命」当時は、毛沢東の小戦士として少年時代を送ります。その後、共産党政権の本質が内部政権闘争であることや天安門事件で多くの学生が虐殺されたことから、共産党政権に絶望。北京大学を卒業後、日本へ移住します。
たくさんの日本人との交流の中で、石平氏は経済人やジャーナリストでさえ、現代中国の実像と中国人の本質を知らない人が多いことにあぜんとしました。本書は、中国を理解するために、ぜひこれだけは押さえてほしいと33のツボを選び出し、分かりやすい解説を加えた中国の入門書です。これらのツボを読み解くことで、中国がさまざまな矛盾を抱えたまま、軍事力、経済力ともに超大国へと成長した様子が手に取るように分かります。
今後、日本が中国とどう付き合うべきか、頁(ページ)をめくるごとに目からウロコのヒントを得られます。裏づけデータや資料も豊富で、興味の尽きない一冊です。
(海竜社編集部 美野晴代)