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【週末読む、観る】「仕事に役立つインテリジェンス」ほか (5/5ページ)

2008.4.13 09:01
このニュースのトピックス週末読む・観る

 

【ビジネス書】ビジネスジャーナリスト 峰如之介

 上野泰也著『チーズの値段から未来が見える』(祥伝社)は、経済動向を認識する勘所が養える本。大手証券に在籍する人気エコノミストが経済の本質論を平明に分析し経済を見る目の必要性を説き、経済予測の技術を教授する。自分が関わっているビジネスの判断を下せるのは、最終的に自分しかいない。「経済の予測なら、その道の専門家に任せておけばいいという考え方もあるかもしれない。(中略)その予測が外れたとしたら、損をするのは自分なのだ」と、言い切る。

 著者が経済分析するとき、常に心がけているのが〈消費者の目線で思考する〉こと。書名になった〈チーズの値段〉から日本経済を予測し、ハンバーガーの値段比較から通貨相場を分析して、読者の経済理解を深めていく。経済予測の練習問題で腕試しができる。

 坂本光司著『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)は会社と社会との関係性を再認識させてくれる。中小企業経営論を専門とする著者はフィールドワークを積み重ね、〈人と社会の関係を軸にコツコツと業績を伸ばしてきた優良会社〉をリポートする。社員の7割が障害者にもかかわらず、市場で3割のシェアを握る強い会社や「いい会社をつくりましょう」という社是を掲げて、48年間増収増益を達成した会社などが、経営のあり方や仕事の意味を問いかける。

 野口悠紀雄著『戦後日本経済史』(新潮社)は、経済の歴史と現代との繋がりを理解させてくれる本。高度成長、石油ショック、バブル経済と崩壊など戦後経済は多様な時代を乗り越えてきたが、底流において〈戦時〉が継承されてきた事実を明らかにする。

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