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【週末読む、観る】「メタボ狩り」やむなしか…花田紀凱の週刊誌ウオッチング&森英恵がオタク本を斬るetc (4/5ページ)
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★『悩みを摘みとる言葉』山崎敦著(扶桑社・760円)
「65なんですけど」
著者が電話に出ると、思い詰めた口調で突然に切り出したのは、若い女性でした。よく話を聞けば「65」というのは赤ちゃんの身長。その身長に合ったオムツのサイズを教えてほしいというものだったのです。
「売り場で聞けばすむ話じゃないか」と思う人もいるでしょう。しかし、彼女は対面した人や知人に聞けば、「母親のくせにそんなこともわからないのか」と非難の目でみられるのではないかと、身をすくめてしまい、身動きがとれなくなってしまっていたのです。
これは一つの例にすぎません。人間関係の希薄化が進んでいる今日、悩み相談の専門家を配している山崎氏の会社(セーフティネット)には、膨大な相談が飛び込んできています。
悩みの多くは、借金問題・家庭問題・職場の問題に集約されます。そして、共通していることは、相談者は、誰にも相談できず、出口が見えない悩みに苦しんでいるということでした。
悩みは人の視野を極端に狭くし、目の前にある解決の糸口を見失わせます。
本書は、著者を筆頭にカウンセラーたちが、相談者の悩みと不安を見事に解きほぐしてゆく過程を映し出します。特に経験を積んだカウンセラーが発する“言葉”のチカラがすごい! 死まで考えた相談者が、投げかけられた“一言”を契機に、未来への展望が開き、救われていきます。
今、悩みに苦しんでいる人、そして迷える人が身近にいる人は、ぜひ、お読みください。悩みは必ず解決できる術があることを知ることができます。
(扶桑社書籍編集部 杉田淳)