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【週末読む、観る】「メタボ狩り」やむなしか…花田紀凱の週刊誌ウオッチング&森英恵がオタク本を斬るetc (3/5ページ)
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★『子どもたちは象をどう量ったのか?』西田知己著(柏書房・1575円)
江戸時代の寺子屋で、子供たちはどのような学習をしていたのでしょうか。
一般的には“読み・書き・そろばん”を中心に、年齢・能力別に一人一人の習熟度に応じた個別学習が行われていたといわれています。しかし、子供たちの好奇心・探究心はいつの時代も変わらないもの。それは「往来物」といわれた教科書や『塵劫(じんこう)記(き)』という算術書(江戸時代を通じて100万部以上売れ、パクリ本も多数出版された)、『節用集』という百科辞典の豊富な記載を見ると明らかです。
国語や算数的な内容にとどまらず、歴史や万物、地理などの社会的なこと、動植物や気象・天文などの理科的なことがたくさん書かれています。きっと、「一休さんは何をした人なの?」「あの星は何ていう名前なの?」と、お師匠さんに尋ねていたことでしょう。
タイトルの「象をどう量ったのか?」も算術書のなかで実際に出てくる問題です。当時は国語・算数・理科・社会と、科目別に独立した教育は行われていませんが、本書ではあえて4科目に割り振って、当時の学習を再現してみました(総合学習もあります)。
本書では、各教科20項目ずつ、計80項目をテーマごとに見開き2ページで配列し、ビジュアル図版もたっぷり入れています。自分の好きな科目から読み始めても良し、面白そうなテーマをつまみ食いして読むも良し。
子供たちの高度な学習内容に、きっと驚かれるのではないでしょうか。満足度100%の一冊です。(柏書房編集部 小代渉)