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【ベストセラー秘話】「ドアラのひみつ」(ドアラ著、PHP研究所) (1/2ページ)
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癒やされる人気キャラ“自伝”
現在、12万部のヒットとなっている『ドアラのひみつ』(ドアラ著、PHP研究所、1050円)。ドアラは中日ドラゴンズのマスコットで、中日の試合やイベントに登場する人気者だ。著者はドアラ本人。ドアラの恋、出生のヒミツなどがドアラ自身の言葉で語られている!?
読者の中心は、中日ファンとも、野球ファンとも重ならない20代、30代の女性。発売前の段階で予約が殺到したため、初版を7000部から7万部へ急遽(きゅうきょ)変更した。
この爆発的人気は何なのか?
「いろんな人から同じ疑問を投げかけられます。明確に答えることはできませんが、ドアラの人気はその“人格”にあると思う。それを伝えるには、本というメディアが有効だったのかもしれない」と話すのは、PHP研究所ビジネス出版部の太田智一さん。
マスコットキャラクターに“人格”とは奇妙だが、ドアラは“かわいくて誰からも愛される”的な従来のマスコットとは異なる。気弱で引っ込み思案な性格、得意なバク転を大事な場面で失敗したり、やる気がない時は突っ立っているだけだったり…時折みせる挙動不審な行動とKY(空気読めない)な動きがその“人格”を際立たせている。
ドアラ独特の“人格”はキャラクターグッズより、“著書”で表現するほうが向いているのだろう。
「ここ数年、マニュアルやテクニックを明示し、この本を読めばこんなメリットがあるとうたう本が流行したように思うんです。こうした本と対極にあるのが“ドアラ本”。何だかよくわからなくて、読んでも何の役にも立たない(笑)。そこに新鮮さや癒やしを感じた読者もいたのでは」(太田さん)











