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【週末読む、観る】ひど過ぎる「光市母子殺人」弁護団−花田紀凱の週刊誌ウオッチング&文珍の書評etc (4/4ページ)
このニュースのトピックス:週末読む・観る
書店員のオススメ
『こうふく みどりの』西加奈子著(小学館・1365円)
本の紹介とは基本的に相手の趣味、趣向をおもんばかってするものですが、この本についてはそういう考慮をすべて割愛させていただきます。私にとって勝負の紹介です。
あなたは作品に“おぼれる”という経験をお持ちですか? 前後見境なく文章に耽溺(たんでき)し、ため息をつき、恍惚(こうこつ)とする。感動とか涙とか、数ページを切り抜いたような生やさしい感情ではありません。この本は大河的なうそ=小説です。しかし、私はここにいくつもの自分=生きている人間を垣間見ました。(紀伊国屋書店新宿南店 竹田勇生)
『京都の叔母様宅』遠藤瓔子著(ベストセラーズ・1628円)
円山公園のしだれ桜をひと目見ようと全国から訪れる観光客でにぎわう春の京都。東京から一人の若い女性が、“京都の桜”を見たいと町家に暮らす父の知人の叔母様宅へ訪れるところから物語は始まります。
町家の生活やご近所さんとのお付き合いなど観光では味わえない京都人の生活や考え方が物語に織り込まれています。春から夏、秋から冬、四季折々の京都人の暮らしを垣間見ることができます。実在する名店や地元の人がよく行くスポットも紹介されており、京都旅行の鞄に忍ばせておきたい一冊です。(丸善岡山シンフォニービル店 奥本真由美)