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【週末読む、観る】ひど過ぎる「光市母子殺人」弁護団−花田紀凱の週刊誌ウオッチング&文珍の書評etc (3/4ページ)

2008.3.30 08:50
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出版社のオススメ

 池田清彦・養老孟司著『ほんとうの環境問題』(新潮社・1050円)

 「京都議定書」発効以来、地球温暖化を防止するため炭酸ガスの排出量を削減しなければならない、ということが盛んに言われています。まるでそれが絶対的な善であるかのような風潮が広まっています。

 しかし、地球温暖化の確たる証拠はありません。仮にIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が言うように温暖化が正しいのだとしても、いったいその何が問題なのでしょうか。

 地球はこれまでも人為とは関係なく温暖化と寒冷化を繰り返してきました。今後、地球温暖化によって生じるとされている「危機」は、科学的根拠の薄弱なものが多く、少々温暖化したとしても我々が困ることは実はほとんどありません。ところが、温暖化を防止すると称している京都議定書を守ろうとすると、日本国民は大変な損を被ります。

 なぜそのようなことが起こるのでしょうか。本書『ほんとうの環境問題』では、その政治的カラクリが明快に説き明かされています。

 そもそも「地球温暖化」論は環境問題の本質からはかけ離れているのです。では、ほんとうの問題とは何でしょうか。それは端的に言えば、食料とエネルギーの問題です。食料自給率が39%、エネルギー自給率はわずか4%のこの国において、将来どのように環境資源を確保していくかという戦略こそが、最も重要な「ほんとうの問題」のはずです。

 池田・養老両氏が冷静な視点と大胆な提言を示している本書は、環境問題を根本からとらえなおすのには格好の一冊です。(新潮社出版企画部 秋山洋也)

 『フォークソング されどわれらが日々』週刊文春編(文芸春秋・1700円)

 南こうせつ、りりィ、NSP、三上寛、山崎ハコ、ビリー・バンバン、なぎら健壱、高石ともや、カルメン・マキ、シモンズ、西岡たかし、友川かずき、小室等。本書では、以上13組15人が「あのころ」と「現在」を熱く語っています。

 そもそもは、昨夏の週刊文春グラビアに掲載されたインタビュー記事の取材テープが残っているが、誌面の制約から、ほんの一部しか使用しておらず、せっかくの「宝の山」を生かせないかという提案が編集部から寄せられたことでした。

 まずは、13組15人から掲載の許可を得るとともに、再構成をお願いした岡崎博之氏、デザイナーと協議、「当時の写真を使った扉」「代表曲の歌詞」「現在の写真とプロフィール」「ライフストーリー」「インタビュー」というフォーマットを決定しました。

 その後、各アーティストにゲラの点検をお願いしましたが、反応は、千差万別。一言「OKです」から、「ゲラに書き込むのでは追いつかない。入稿データを送ってくれ。それに手を入れる」まで。ほかにも「『代表曲』を別の曲に差し替えてくれないか」「謝礼は、今すぐ振り込んでくれ」……。さすがに個性的な方ばかりで、一筋縄ではいきません。

 ちなみに書名をどうするかについて、出版局内で喧々囂々(けんけんごうごう)、盛り上がりました。その中で『されどわれらが日々』が良いのでは、との意見が寄せられ、局長が「よし、柴田翔先生に手紙を書いてみよう」と、書面を投函(とうかん)。早々に快諾の返事をちょうだいしたことを付記しておきます。(文芸春秋第2出版局 石原修治)

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