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【週末読む、観る】◇花田紀凱の週刊誌ウオッチング◇
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「福田政権『脳死状態』でニッポンは全身マヒ」
「もはや『脳死状態』という福田内閣『総辞職』のタイミング」
前者が『週刊文春』、後者が『週刊新潮』(ともに3月27日号)、同じく、福田内閣を「脳死状態」と決めつけている。タイトルの強さは『週刊新潮』だが中身は大差ナシ。新味もナシ。
〈「“7月のサミットまでは福田”という意見が大勢を占めています」「意外に早く福田さんは政権を投げ出すかもしれない」〉(『新潮』)
いったいどっちなんだ、ハッキリしろと言いたくなる。
新銀行東京、いわゆる“慎太郎銀行”について、実は追及さるべきもうひとりの「戦犯」がいると指摘するのは、ジャーナリストの上杉隆さん。
『週刊朝日』(3月28日号)「裕次郎も泣いている 元役員らが証言 石原絶対王政が招いたデタラメ経営」のなかの囲み記事。
〈なぜ、その「戦犯」である銀行が問題視されないのか不思議でならない〉。
どういうことか。
〈90年代後半、バブル崩壊のあおりを受けて倒産寸前に陥っていた銀行を、政府は公的資金注入という「禁じ手」によって救った。それまで散々、中小企業への「貸し渋り」や「貸し剥(は)がし」によって弱者イジメを繰り返し、何人もの経営者を自殺に追い込んだ銀行への政府救済に、当時、庶民の不満は大いに高まった〉
そこへ目をつけたのが石原都知事で、まず銀行に「銀行税」を課し、次に中小企業を救うために新銀行東京を設立した。銀行側はただちに反撃に出る。
〈これまで融資を渋っていた中小企業に対して、いきなり有利な条件での融資を提示し始めたのだ〉
だからといって石原知事の責任は免れるものではないが、この問題を判断する上では貴重なヒントだ。
(『WiLL』編集長)