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赤毛のアン、誕生100年 人気なお…名訳を新装 (1/2ページ)

2008.3.4 11:14
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村岡花子訳の初版本と直筆原稿、カナダ人宣教師から贈られた原書村岡花子訳の初版本と直筆原稿、カナダ人宣教師から贈られた原書

 多くの子供たちに愛されてきた名作「赤毛のアン」が今年で誕生100年を迎える。本国カナダ以上の人気を誇るという日本でも“100歳”を機にブームに拍車がかかりそう。出版、展示会、ミュージカル、テレビ番組…。アンのシリーズを初めて日本に紹介した翻訳家、村岡花子の訳を補った新装版の刊行も先月下旬に始まり、ファンを中心に話題となっている。(堀晃和)

 ◆省略部分を補訳

 カナダ東部のプリンス・エドワード島を舞台に、孤児院から老兄妹に引き取られた少女の成長を描いた「赤毛のアン」は、カナダの作家、ルーシー・モード・モンゴメリ(1874〜1942年)が1908年6月に発表した。今年は現地でも記念切手の発行や展示会などが行われるが、日本でのイベントは“本家”にも負けない勢いだ。

 ファンが注目するのが、村岡花子(明治26〜昭和43年)の訳で半世紀以上も売れ続けている新潮文庫の新装出版だ。老兄妹の兄マシュウがつぶやく「そうさな…」のように、朴訥(ぼくとつ)で心に響く表現が並ぶ。美しい自然描写や個性的な登場人物など原作の魅力はもちろんだが、カナダ観光局(東京)の半藤将代さんは「日本のアン人気は、村岡さんの訳の影響も大きい」。新潮社の担当、三室洋子さんも「登場人物の味わい深い言葉や、想像力がかきたてられるよう四季の描写を細かく訳した点が日本人の胸を打つのでは」と話す。

 原題は「ANNE of GREEN GABLES」(緑の切り妻屋根のアン)で、「赤毛のアン」というタイトルを日本で定着させたのは村岡訳。文庫だけで250万部以上と多くの読者を獲得しているが、一部に原文が省かれた個所があり、新装版では「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」(東京都大田区)を主宰する孫の村岡美枝さんが補った。

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村岡花子訳の初版本と直筆原稿、カナダ人宣教師から贈られた原書
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