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【パーティー鑑賞】「乳と卵」の芥川賞・直木賞贈呈式 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:文学・書籍
桜庭一樹のあいさつ
《白地に花があしらわれた着物姿。アップにした髪形が新鮮に映える。手にしたメモを読み上げる姿が初々しい》
デビューしたのは約8年前です。売れない時代が長くって、次の本を出せないかも、と長い間思っていました。どうして続けてこられたのかわからない。本を作る人、売る人、読む人がちょっとずつ増えて、仕事がうまくいくようになってきて、この日を迎えられました。ありがとうございました。
《謝辞でいったんとぎれたスピーチ。会場に拍手が響いた。それを手で制して…》
まだ続きます(会場笑)。長く用意してきちゃった。一生に一回の直木賞、せっかくなので読みます。
私は小説によって、今を生きている人がほんとは分かっていることでも、まだ名前が付いていないものに小説で名前をつけることをやっていきたいと思っています。私は作家として、社会を見て、何かを見つけては指を差して、小声で名前をつけていきたい。
《改めて「もうちょっと」と断る》
小説に普遍性と現代性を併せ持たせたいと考えています。現実の予言となる小説を目指したい。新しい風、という評価をいただきましたが、新しいものでも突然変異だったら寿命も短い。でも、本物だったら、太く太くなることができて、スタンダードと認めていただけるようになる。自分の個性を、新しい風をスタンダードにするため、次の戦いに出たい。
《桜庭らしい決意表明に、会場からは割れんばかりの拍手がおくられた》












