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【週末読む、観る】花田紀凱の週刊誌ウオッチング
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1月末、高須基仁さんのモッツ出版15周年パーティーで会ったばかり。かなり老けたが相変わらずツルッとした顔でハシャイでいた。
「ハナダさん。『WiLL』売れてるらしいじゃない。送ってくださいよ」
調子のいいところもちっとも変わっていない。
その三浦和義氏(氏とつけるのも落ち着きが悪いが)が2月22日午後、サイパンで突然逮捕された。27年ぶりの「疑惑の銃弾」だ。
これはもう『週刊文春』(3月6日号)の独壇場でしょう。読者も期待するし。
『文春』は「疑惑の銃弾最終章 三浦和義逮捕」12ページ、グラビア8ページで期待どおり。現地に記者を飛ばし、矢沢憲治領事のコメントもきちんと取っている。
比べて『週刊新潮』(3月6日号)は肝心の弘中惇一郎弁護士にすら接触できなかったようでコメントは
〈弘中惇一郎弁護士に近い知人〉
こういう場合には『新潮』のヒネリも空振り気味で、ストレートに取材している『文春』の方が強い。
最大の疑問、なぜロス市警が27年もたって逮捕したか。
『文春』はロス市警アジア特捜隊の元捜査官、ロン長谷川氏にこう語らせている。
〈「二十七年も前の事件のためにこれだけの捜査をするからには、ロス市警は単に検察と弁護側だけでなく、納税者の納得を得る必要がある。(中略)決定的な証拠を握ったはず」〉
で、その決定的証拠とは?
服役中の犯罪者から〈「司法取引で新たな証言を取った可能性」〉あるいは〈DNA鑑定〉というのだが、さすがの『文春』もここは詰め切れていない。
「疑惑の銃弾」といっても今の若い人はほとんど知らない。ぼくが今、『文春』の編集長なら、2回ぐらいに分けて「疑惑の銃弾」全文を一挙再録するのだが。
(『WiLL』編集長)