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【週末読む、観る】◇花田紀凱の週刊誌ウオッチング◇
朝日は4段、産経・読売・毎日は囲み記事、なぜか新聞各紙の扱いは意外なほど小さかった。宮内庁羽毛田信吾長官の記者会見での発言。朝日の見出しを引けば「皇太子さまに『苦言』」(ちなみに読・毎は「苦言」、産経は「進言」)。
昨年の会見で皇太子さまが愛子さまと両陛下が会う機会を増やすと約束したのに実行されていない。「殿下ご自身が記者会見でご発言になったことなので、大切になさっていただければと思う」
長官として異例の発言ではないか。一面トップでもおかしくない。『週刊文春』『週刊新潮』(2月28日号)はともにトップ。こちらのニュース感覚の方がよほどマトモだ。
『文春』「異例中の異例! 宮内庁長官『皇太子』批判の宮中奥全情報『愛子さまに会えない』天皇が長官に託した皇太子への怒り」10ページ。
『新潮』「前代未聞『皇太子への苦言』で宮中激震!」6ページ。
まず、この長官発言は長官の独断によるものか否か。
〈「(長官は)個人的な見解だったことを強調しています。しかし、それは絶対にありえません。(中略)今回の場合、長官が発言を願い出て両陛下の許可を得たというより、両陛下が公式に発言して欲しいとのご意思を示された、と解釈すべきでしょう」(宮内庁関係者)〉(『新潮』)〈「これは単に孫に会えない両陛下の寂しさを代弁した発言ではない(中略)東宮への何らかの強いメッセージ」(宮内庁記者)〉(『文春』)
いかなるメッセージなのか。
〈「帝王学の断絶」を陛下が心配なさっているからで〉(『新潮』)〈「74歳になられた天皇陛下は、前立腺ガンを抱えておられます。今回の羽毛田発言は、もはや、そう安閑としてはいられないという陛下の危機感の表われ」(『新潮』、皇室ジャーナリスト松崎敏弥氏)〉
23日は皇太子さまの誕生日。定例会見で皇太子さまはどう答えるか。
(『WiLL』編集長)