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【週末読む、観る】出版社のオススメ『デッドライン仕事術』

2008.1.13 11:21
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「デッドライン仕事術」「デッドライン仕事術」

■ホワイトカラーの生産性を上げる特効薬!

□吉越浩一郎著(祥伝社新書・777円)

 「すべての仕事に締切日を入れよ」と言われて、そんなことは当たり前だといえる人は、かなり仕事のできる人だろう。多くの人にとっては、「わかってはいるけど、なかなか……」といった耳の痛い言葉のはずだ。

 日本の工場の生産性は世界でも群を抜いているが、ホワイトカラーの生産性はとても低いと、トリンプの前社長である著者は指摘する。その原因は、工場の仕事は締切が厳格であり、かつ各人の仕事の進捗(しんちょく)状況も一目瞭然(りょうぜん)であるのに対して、デスクワークの締切は曖昧(あいまい)なことが多く、それぞれ何の仕事をしているのかもわかりにくいところにある。

 それを改善するもっともシンプルな方法は、「仕事」にも「働く時間」にも「締切」を設定することだ。「なるべく早く」、「来月中旬頃」といった曖昧な頼み方をせず、仕事にはすべて「日付」で締切を入れていく。ダラダラ残業せずに、毎日、「今日は何時には帰る」とお尻の時間を決めて働く。

 この2つを実行するだけで、効率も業績もアップするのは、19年連続で増収・増益を達成したトリンプが証明している。

 また、デッドライン仕事術は、自分の仕事の管理だけでなく、「部下を動かす」にも最適の手法である。部下の仕事にもしっかりと「締切日」をつけ、それを「会議」で管理していく。会議が無駄なのではなく、無駄な会議が多いのであり、本当に有益な会議のやり方、進め方についても、本書で詳説してある。著者の願いは、日本人の悪習である「残業」が減り、ビジネスマンの「ワークライフバランス」が改善されることだ。

 時間がいくらあっても足りないという人は、ぜひご一読を。

(祥伝社新書編集部 三宮博信)

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