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【著者に聞きたい】梅田望夫さん『ウェブ時代をゆく』 (1/2ページ)

2007.11.25 12:14
このニュースのトピックス梅田望夫

 ■好きなことを貫くために

 「シリコンバレーに引きこもって1年半、書き上げるのに2000時間以上かかりました。2万件以上の感想をすべて読みましたから」

 感想とは昨年2月に刊行した『ウェブ進化論』(ちくま新書)に対するもの。「ウェブ進化を理解するための思考の枠組み」をつづり、現在、18刷37万部と売れている。この著書を貫くオプティミズム(楽天主義)に関する賛否両論を含め、膨大な読者の反応が届いた。「批判はウエルカムです。批判から日本の現状が見えます。感想を読めるのはベストセラーになったからこそできたチャンス。これが私の知的な財産になります」と常に前向きだ。

 こうして読者からの反響を反芻(はんすう)してできた本書は、副題に「いかに働き、いかに学ぶか」とあるように、仕事論であり人生論だ。

 「日本の若い人たち、まじめで優秀な人たちが、未来に不安と閉塞(へいそく)感を抱いています。こんな豊かな国、私たちの世代よりも豊かなのにです。これはおかしいぞ、と思いました。時代と日本の社会があっていない。昔の流儀の大人たちと若い人との価値観に明らかに齟齬(そご)がある」

 幕末から明治を生きた福沢諭吉が「一身にして二生を経るが如(ごと)く」といったが、「ウェブ進化」の激動期を生きるわれわれも同様だという。明治維新の前と後ではものの見方に食い違いがあるのは当然だろう。

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