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【アートカレンダー】アイ・ウェイウェイ展 東京・六本木 森美術館
このニュースのトピックス:美術・芸術
美術のみならず、建築、デザインなど幅広く活動している中国の現代アーティスト、アイ・ウェイウェイ(1957〜)は、アートと社会との関係などに深く切り込んだ作品の制作で知られる。20センチ立方に固めたプーアール茶を積みあげた「茶の家」など観る者の意表を突く作品もあるが、しばしば中国で起こった出来事を題材として取り入れる。
たとえば「蛇の天井」。昨年の四川大地震で命を落とした子供たちの通学バッグをさながら大蛇のように天井でつなぎ合わせた。また「断片」という作品では、取り壊された古い寺院の柱や梁(はり)を並べた立体をつくり、急速に都市化する中国の現状を象徴的に見せる。一方「彩色された壼」という作品では、21個の新石器時代の壼を工業用の塗料でカラフルに彩色。フォルムの優美さが際立つものの、まがいもののようにも見えてしまう。本物とはいかなるものなのか。細工することで真の姿への想像をかきたてられる。
美術展は撮影が厳しいが、本展はあえて開放している。しばしばネットも規制される中国へのアイロニーにも思えてくる。8日まで。(和)
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