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【京都MONO語り】魚そうめん「茨木屋」 祇園祭に「涼」を味わう (1/3ページ)

2009.6.30 19:01
【京都MONO語り】蒲鉾と同じように白身魚のすり身で作られた「魚そうめん」。温泉卵とだしで味わうと格別だ=京都市中京区の魚そうめん「茨木屋」【京都MONO語り】蒲鉾と同じように白身魚のすり身で作られた「魚そうめん」。温泉卵とだしで味わうと格別だ=京都市中京区の魚そうめん「茨木屋」

 蒸し暑くて食欲が減退する時期に、京都で好んで食べられてきたのが「魚(うお)そうめん」。歴史はけっこう古いが、なぜか今でも、京都以外ではそんなになじみがないようだ。その正体は「蒲鉾(かまぼこ)」。蒲鉾屋さんが、蒲鉾と同じ材料を使って作るそうめんで、蒲鉾の主原料が魚だから「魚そうめん」というわけ。魚そうめんにも力を入れる老舗蒲鉾店の「茨木屋(いばらきや)」を訪ねた。

 ■知恵を練る 京の食文化

 京都には蒲鉾店が多かった。蒲鉾はもともと保存食。海から遠く、魚をいかにおいしく食べるか工夫を重ねた末の産物で、起源とされる平安時代には高級品として公家たちに、江戸時代以降は一般市民にも浸透。魚そうめんが生まれたのは明治のころとされ、その後、京都の蒲鉾店の多くが手がけるようになる。

 茨木屋は明治初めに蒲鉾店として創業。魚そうめんの製造も間もなく始め、夏季の人気商品として定着している。

 本店から南西3キロ余りにある茨木屋の工場。各種の蒲鉾が、機械と従業員らの慣れた手さばきによって整然と、丁寧に作られていく。一角では、魚そうめんも次々と形になっていった。


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【京都MONO語り】蒲鉾と同じように白身魚のすり身で作られた「魚そうめん」。温泉卵とだしで味わうと格別だ=京都市中京区の魚そうめん「茨木屋」
【京都MONO語り】魚そうめんの製造工程。製麺機から熱湯に投入される魚そうめん=京都市下京区の魚そうめん「茨木屋」工場
【京都MONO語り】熱湯に投入された魚そうめんを、丁寧にゆがく=京都市下京区の魚そうめん「茨木屋」工場
【京都MONO語り】ゆがいた魚そうめんを冷ます。この後、冷却や殺菌、包装などの工程が続く=京都市下京区の魚そうめん「茨木屋」工場(加藤孝規撮影)
【京都MONO語り】蒲鉾とは思えない柔らかい食感の「しんじょう」。京野菜の九条ネギを使って、おいしさを引き立たせている=京都市中京区の魚そうめん「茨木屋」
【京都MONO語り】しんじょうはこうして作られる。混ぜ終わった原材料はまるでバニラアイスクリームのような感じ=京都市下京区の魚そうめん「茨木屋」工場
【京都MONO語り】機械を使わず、昔ながらの石臼を用いて、手作業でトレーに盛る方法も取られている=京都市下京区の魚そうめん「茨木屋」工場(加藤孝規撮影)
【京都MONO語り】トレーに入ったしんじょうはベルトコンベヤー上を加熱器に向かって進んでいく=京都市下京区の魚そうめん「茨木屋」工場
【京都MONO語り】投げ天の製造は、まず石臼で材料をよくこねる=京都市下京区の魚そうめん「茨木屋」工場(加藤孝規撮影)
【京都MONO語り】次に、投げ天の材料を一つ一つ手にとり、計量しながら作る=京都市下京区の魚そうめん「茨木屋」工場(加藤孝規撮影)
【京都MONO語り】棚に並べられた投げ天。投げて作っているのに、同じような形になっている=京都市下京区の魚そうめん「茨木屋」工場
【京都MONO語り】この夏、茨木屋一押しの詰め合わせ。右手前は魚そうめんやチーズ蒲鉾などのセット。左は鯛魚羹(たいぎょかん)と鱧魚羹(はもぎょかん)のセット=京都市中京区の魚そうめん「茨木屋」
【京都MONO語り】魚そうめん「茨木屋」店舗外観=京都市中京区

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