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【アートカレンダー】秋山さやか「あるくゆく 日暮里−ヒグレ−谷中」
このニュースのトピックス:美術・芸術
■東京・西日暮里「HIGURE17−15cas」
秋山さやかは、個展会場の近くに住み着き、会場に通ってその場で制作するという活動で知られる。今回も会場そばの谷中のワンルームマンションで生活し、オープン前の1カ月間、毎日ギャラリーに通って制作。会場には約2・5メートル四方の巨大な布の地図がつるされている。ポリエステル布にインクジェットでプリントした個展会場付近の住宅地図だ。その地図上の道には赤、黄色、青、黒などカラフルな糸が縫いつけられている。作者が歩いた記録として縫いつけたもので、何度も歩いた道は糸が厚く盛り上がる。歩いたときの気分によって糸の色も変えられ、糸の色は歩いた痕跡と同時に作者の心模様も表す。糸のほかにもさまざまなものが付着する。しょうゆのキャップなどもつけられたりしてその場所で買った物の記録としても表現される。秋山は昭和46年生まれ。平成10年にすでにこのような表現を始めた。刺繍(ししゅう)的手法だが、それとは似て非なる表現で、見る者の脳裏に複雑な線の軌跡を焼き付ける。作品は「ネオテニー・ジャパン」でも展示されている。28日まで(月曜休み)。TEL03・3823・6216。
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