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【アートな大阪・魅力の明治建築物語】モダン都市大阪の姿伝える〜八木通商ビル (1/2ページ)

2009.3.21 13:00
大正期のセセッション風の外観をアラベスク風に改修した八木通商本社ビル=大阪市中央区大正期のセセッション風の外観をアラベスク風に改修した八木通商本社ビル=大阪市中央区

 有名な大阪市中央公会堂(辰野金吾・片岡安設計)の南約300メートルのところに、八木通商本社ビル(中央区今橋3)がある。海外に多数の拠点を設け、繊維・アパレルを主力に活躍する会社の本社としては小さい感じだが、大阪や東京に高層ビルを建てながらも歴史建築を大切に使っている姿勢に心を打たれる。聞けば海外の歴史遺産修復に対しても支援するなど、多様な社会貢献をしているという。

 歴史建築がいとも簡単に建て替えられていく現在、少しでもこうした姿勢を見習って欲しいものである。

 八木通商本社ビルは、大正7年に大阪農工銀行(昭和12年に勧業銀行に吸収)として建てられた。建築年代・設計者とも中央公会堂と同じである。大正期のセセッション風の外観を、昭和4年にイスラム建築を思わせるアラベスク(アラビア風の模様)風に改修したのは、旧朝鮮総督府庁舎(大正15年)の設計に参画した国枝博(明治12〜昭和18年)である。

このニュースの写真

大正期のセセッション風の外観をアラベスク風に改修した八木通商本社ビル=大阪市中央区
現代建築に囲まれた八木通商ビルを北側からのぞむ
八木通商通用口の見事なデコレーション
美しい窓周り
方形の窓も美しく飾られている

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