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【京都MONO語り】三味線「今井三絃店」 時代を超えた音色 (1/4ページ)
八坂神社の南門を南へ。清水寺方面へ伸び、昔ながらの旅館や食べ物店などが点在する下河原町通りを約300メートル進んだところに「今井三絃店(さんげんてん)」はある。今では京都で数軒になった三味線(しゃみせん)店のひとつで、創業約100年の伝統の技術を地道に引き継いでいる。優雅な音色も響いて風情がある店舗兼作業場を訪ねた。
■響き合う 風情と風格
「中学生のころからオヤジの手伝いをしていて、『ちょっと』『ちょっと』がいつの間にか『べったり』になってしまいました」
3代目当主の今井善一(よしかず)さん(74)は苦笑いしながらこう話す。この道50年以上の大ベテラン。業界では後継者難も問題視されるが、ここには弟の敏夫さん(61)、長男の伸治さん(44)も一緒に作業していて、静かな中にも活気が感じられる。
三味線には、地唄三味線、長唄三味線、義太夫三味線、常磐津三味線などの種類がある。多数の職人がいた一昔前は店ごとに専門があったが、今では大半の店がどの種類の三味線も扱うようになった。今井三絃店も同様だ。
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