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【京都MONO語り】錦市場 伝統だけじゃない (1/4ページ)
このニュースのトピックス:旅
魚介専門店の横にへばり付いたカウンターは5〜6人の客でいっぱいだった。みんな、生ビールを片手に焼きたての牡蠣(かき)をおいしそうにほおばっている。市場(いちば)でイート・イン。よし、食べるぞと思ったが、後にはカウンターの客より多くの人が並んで待っていた。豊臣秀吉の天下統一後の天正年間(1573〜1592年)に開設されたという400年以上の歴史をもつ京都錦市場商店街は、京の台所であるとともに、観光客や修学旅行生も訪れる観光スポットになっている。キャッチフレーズは「伝統だけでは楽しくない。トレンドだけじゃ、美味(おい)しくない」。
■毎日が縁日
週末、西側の高倉通りから錦市場に入った。
「いらっしゃい、いらっしゃい」。威勢のいいかけ声の鮮魚店や青果店があると思えば、隣には静かな薬屋や和菓子店。和雑貨の店もあれば、芸子さんや舞妓(まいこ)さんの普段履きの店もある。京の台所というより、京のスーパーマーケットという言葉の方がぴったりくる。
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