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江戸の匠 伝統工芸品を日用品に 職人に新たな「活躍の場」 (1/2ページ)

2008.7.25 08:58
このニュースのトピックス美術・芸術
菅野傑さんがデザインしたちょこ「松・竹・梅」。ろくろ挽き、表面加工、漆染めの全工程を錫挽き物師の中村圭一さんが手がけている菅野傑さんがデザインしたちょこ「松・竹・梅」。ろくろ挽き、表面加工、漆染めの全工程を錫挽き物師の中村圭一さんが手がけている

 伝統工芸品を見て楽しむだけではなく、今の生活に溶け込む日用品として蘇らせようという動きが各地で始まっている。このうち「江戸意匠」は、東京を中心に活動するデザイナーと職人がコラボレーションしたブランドだ。企画から販売までの責任をデザイナー側が負うという独自の運営方法で、江戸の匠(たくみ)の技を伝えつつ、既成概念を破る製品を次々と生み出している。(日野稚子)

           ◇

 江戸切り子細工を施したボタン、銀細工職人が作った銀製クリップ…など、江戸意匠の製品はいずれも江戸の技と粋を感じさせるものばかりだ。平成18年、デザイナー8組と職人7人で立ち上げ、これまでにデザイナー39人、職人50人が参加して80点を市販してきた。欠品もあり、現在入手可能な製品は60点ほど。

 仕掛け人であり、自らプロダクトデザイナーとして生活用品のデザインなどを手がける菅野傑(すぐる)さんは「江戸の伝統工芸品もかつては日常生活で使われる道具だったが、希少価値から鑑賞用の美術品になってしまった。普段使う物に職人の技術を落とし込んで復活させたいと思った」と話す。

このニュースの写真

縁無し畳用の畳表を使いハンドバッグの本体を制作する畳職人の小沼光則さん。縁取りに畳縁(べり)を採用し、型崩れを防ぐ=東京都新宿区の関東製畳
菅野傑さんがデザインしたちょこ「松・竹・梅」。ろくろ挽き、表面加工、漆染めの全工程を錫挽き物師の中村圭一さんが手がけている
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