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【逸品の美学】B&W「ツェッペリン」 目で選ぶオーディオ
正直、オーディオのことはよくわからない。いくら高級機の研ぎ澄まされた音だといっても、自分の耳にそれを味わう能力があるのか怪しいものだし、電源コードの種類にまで血道を上げるオーディオマニアの世界なんて…恐ろし過ぎる。
というわけで、耳ではなく目から。デザインで選ぶ。
あるカルチャー誌をパラパラめくっていた時に、「おっ」と思ったのがこれ。英国が誇る音響機器メーカー、バウアーズ&ウィルキンス(B&W)の「ツェッペリン」。iPod(アイポッド)専用のスピーカーシステムだ。
日本上陸まだ1カ月という“飛行船”を見ようと、東京・外神田のインテリア店、ヤマギワリビナ本館へ。
流線型のスピーカーは丸みを帯びて、何とも官能的。前方中央に伸びたアームの接続ポートに、iPodが差し込まれている。双方ともシンプルで洗練されたデザインだけに、合体すると美しい緊張感がある。話題のiPhone(アイフォン)も接続OKだ。
「いやいや、音がすごいんですよ」と同館の南善昭マネージャー。何でも、ビートルズでおなじみのアビイ・ロード・スタジオが1980年代から使うなど、世界の録音スタジオで愛用されているB&Wモニタースピーカーの技術を取り入れているのだとか。つまり、いま私のiPodに入っている何曲かは録音時にB&Wのお世話になっており、「ツェッペリン」はそれを忠実に再生してくれる、というわけだ。
購入するのはやはり、音にこだわる30、40代男性が圧倒的という。確かにCDもラジオもついていない、iPod専用の潔さはけっこう硬派でマニアックなのかも。(黒澤綾子)

