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【京のいろ】水景色「鴨川」 はじまりの一筋 (1/3ページ)
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京都の「水」といえば、やはり鴨川(かもがわ)について語らねばならないだろう。水源を北区・雲ケ畑に発し、京都市街を貫流し、伏見区で桂川(かつらがわ)とひとつになる。さらに大山崎町付近に至って、宇治川、木津川(きづがわ)と合流して「淀川」をかたちづくる。太古の姿をとどめる景観もあれば、都市のざわめきのただ中のシーンもある。鴨川の流れを、カメラでたどってみよう。
■1200年 都に歴史とともに
「この国山河襟帯(きんたい)、自然に城を作(な)す。この形勝によって、信号を制すべし、宜(よろ)しく山背国(やましろのくに)を改めて、山城国と為(な)すべし」
延暦13(794)年10月、桓武天皇によって山城国葛野(かどの)・愛宕郡(おたぎぐん)に遷(うつ)された都は「平安京」と名付けられた。この地を選んだ理由として挙げられたのが、立地のよさであった。北と東西には山が襟(えり)と帯のようにそびえ、南に向かって開けた盆地は、「天子は南面す」という理屈にかなっていたのである。その地勢をつくりだしたのが、鴨川の流れであった。





