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勘三郎、欧州で演劇・歌舞伎の真価問う コクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑」 (1/2ページ)
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2004年の米ニューヨーク公演で話題を呼んだ中村勘三郎(かんざぶろう)主演のコクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」(串田和美(かずよし)演出)の4年ぶりの海外公演が14日、スタートした。6月1日まで独・ベルリンなど2都市を回り、帰国後は東京と長野で凱旋(がいせん)公演する。「ヨーロッパの人からも、高い評価が得られれば」と勘三郎は出発前、国際的な成功に向け意欲を見せた。
「夏祭」コクーン版は1996年、串田演出による初の歌舞伎として、シアターコクーンで上演された。古い大坂の義理人情に厚い男、エネルギッシュな女たちを描く古典歌舞伎の名作だが、劇場空間をいっぱいに使った斬新な演出により、20世紀の新しい歌舞伎としてよみがえった作品だ。2003年の再演では、ラストの捕物(とりもの)シーンに本物そっくりのパトカーを登場させるなど派手な手法が話題となり、翌年の平成中村座米公演でもニューヨークの演劇ファンの度肝を抜いた。
「歌舞伎は素晴らしい演劇だけど、現代作品を扱う劇場にはいらない。そう話していたドイツの劇場関係者に、『夏祭』ニューヨーク公演の映像を見せたところ、ぜひ来てほしいといわれた」と勘三郎。串田と相談し、演劇通の多い、独ベルリンの世界文化の家が会場に選ばれた。また、ルーマニア・シビウの倉庫街で行われる演劇祭に参加、日本の演劇・歌舞伎の国際的な評価を問うことになった。

