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北條秀司十三回忌追善 文楽で51年ぶり 人と狐の恋語 (1/2ページ)
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新派や新国劇に作品を書き続けた劇作家、北條秀司(ひでじ)の「狐と笛吹き」が文楽(人形浄瑠璃)では51年ぶりに上演される。『今昔(こんじゃく)物語』から想を得た人間と狐の恋物語で、1952(昭和27)年にラジオドラマ用に書かれ、新派や歌舞伎の舞台にもなったメルヘン調の秀作だ。
妻を亡くした笛吹き、春方の元に女狐のともねが来て夫婦になる物語。月夜には亡き妻の霊が琴を弾きに来て、春方が笛を吹く。それを知ったともねは琴を焼き、春方もともねの正体を知る。2人は真に結ばれようとしたとき、以前に春方に助けられた母狐がともねを連れ戻しに現れる…。
「昭和32年、新派の台本を元に道頓堀(どうとんぼり)文楽座で上演されました。当時は文楽でも新しい作品を上演しようという動きがあり、木下順二の『瓜子姫とアマンジャク』などもあります」と、国立劇場芸能部の神田竜浩プロデューサー。新しいジャンルを開拓する気運が再び起こり、北條の十三回忌追善として、51年ぶりの再演が実現した。

