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人間の危険な「断面」切り開く 舞台「剃刀」 (1/2ページ)

2008.5.16 18:03
このニュースのトピックス伝統芸能
【ステージドア】舞台「剃刀」(和田憲明主宰)  5月17〜25日公演(提供写真)【ステージドア】舞台「剃刀」(和田憲明主宰)  5月17〜25日公演(提供写真)

 演劇界では、明治から昭和初期に書かれた近代戯曲の上演が増えている。主宰の和田憲明(けんめい)のオリジナル戯曲を上演してきたウォーキング・スタッフも、1914(大正3)年に発表の「剃刀(かみそり)」(中村吉蔵(きちぞう)作、和田演出)を取り上げる。花組芝居の座長で俳優、演出家の加納幸和(かのう・ゆきかず)が主演するのも話題だ。

 加納は「当時の言文一致体で書かれたせりふを和田さんがどう扱うか、興味があり出演を決めました」と話す。

 「剃刀」は内縁の妻、お鹿(中川安奈)と理髪店を営む為吉(加納)が主人公。そこへ代議士になった同級生(鈴木省吾)がやってきて…。中村吉蔵は、島村抱月(ほうげつ)が率いる芸術座の設立に参加。代表作に「井伊大老の死」などがあるが現代での上演例は少ない。

 「東京近郊だけど田舎という、どこかアンバランスな場所が舞台で、今の格差社会にもつながる物語。人間だれしもどこか危険な一面を持っている。そこを計算して描いた戯曲」と加納。

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【ステージドア】舞台「剃刀」(和田憲明主宰)  5月17〜25日公演(提供写真)

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