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「恐怖」から始まる 人間の可能性 展覧会「21世紀人」三宅一生さんインタビュー (3/3ページ)
このニュースのトピックス:美術・芸術
【アートクルーズ】三宅一生「21世紀の神話」。龍の質感を出すため、工業用梱包用紙を揉(も)んで柔らかくし、アイロンをかけた上でリボン状に裁断、手で編んでいったという。「手仕事」へのこだわりが感じられる (Photo:/Nacasa&Partners Inc.)米国人の母、日本人の父の間に生まれたノグチは当時26歳。この年、自身に流れる半分の血を探求しに日本行きを決意するも、父の拒絶にあい、失意の中で行き先を北京に変える。そこで画家の斉白石(さいはくせき)に墨絵の技を学び、人間ばかり100点以上も描いたのだとか。
雄々しい男性の立ち姿からは、それでも人間を信じたいという、ノグチの切実な願いが感じられる。なぜ、三宅がこの作品を起点に展覧会を組み立てたのかもわかる。「デザインには希望がなければならない」というのが長年の持論だ。
「子供たちに見てほしいなと思うし、子供たちを怖がらせたくない。自分たちの時代はこんなに問題の多い時代なのかってね。人間には知恵があるし、美意識がある。エネルギーもある。それらをどう使うか。これから21世紀を生きる人々が、地球上でその命を全うすることを第一に考えなければ、と思うのです」
(文:黒沢綾子/撮影:小野淳一/SANKEI EXPRESS)
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【ガイド】
7月6日まで。火曜日休館。

