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「恐怖」から始まる 人間の可能性 展覧会「21世紀人」三宅一生さんインタビュー (2/3ページ)

2008.5.15 15:22
このニュースのトピックス美術・芸術
【アートクルーズ】三宅一生「21世紀の神話」。龍の質感を出すため、工業用梱包用紙を揉(も)んで柔らかくし、アイロンをかけた上でリボン状に裁断、手で編んでいったという。「手仕事」へのこだわりが感じられる  (Photo:/Nacasa&Partners Inc.)【アートクルーズ】三宅一生「21世紀の神話」。龍の質感を出すため、工業用梱包用紙を揉(も)んで柔らかくし、アイロンをかけた上でリボン状に裁断、手で編んでいったという。「手仕事」へのこだわりが感じられる  (Photo:/Nacasa&Partners Inc.)

 結集したのは、国内外のアーティスト12組。それぞれの問題意識を出発点に、人間が乗り越えるためのアイデアやパワーを、デザインやアート作品に結実させた。展示からは、全体として「希望」が浮かび上がってくる。その中で、核になっていると思われるのが、三宅自身とそのスタッフによるインスタレーション「21世紀の神話」だ。薄暗い空間に足を踏み入れた瞬間、ゾゾッとする。

 「恐怖を下敷きにしたおとぎ話です」と三宅。不気味に宙をうねる龍は、日本神話でおなじみ、8つの頭と尾を持つヤマタノオロチをイメージ。その中で舞い踊る8人の処女は、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」から着想したという。

 共通するのは、大地への畏怖(いふ)や礼賛(らいさん)、そして新しい生命への感謝。現代人が見失いがちなものを再認識させられる。

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 龍のトンネルを抜けてさらに進むと、視界に等身大の男の裸体画が入ってくる。1930年、彫刻家のイサム・ノグチが北京滞在中に描いた墨絵「スタンディング・ヌード・ユース」だ。

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【アートクルーズ】三宅一生「21世紀の神話」。龍の質感を出すため、工業用梱包用紙を揉(も)んで柔らかくし、アイロンをかけた上でリボン状に裁断、手で編んでいったという。「手仕事」へのこだわりが感じられる  (Photo:/Nacasa&Partners Inc.)
「人間には知恵があるし、美意識がある。エネルギーもある。それらをどう使うか。これから21世紀を生きる人々が、地球上でその命を全うすることを第一に考えなければ、と思うのです」と語るデザイナーの三宅一生さん(小野淳一撮影)
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