ニュース: 文化 RSS feed
三宅一生 「21世紀人」の未来は 「今の時代考えるきっかけに」 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:美術・芸術
米国人の母、日本人の父の間に生まれたノグチは当時26歳。この年、自身に流れる半分の血を求めて日本行きを決意するも、父に反対され、失意の中で行き先を北京に変える。そこで画家の斉白石に墨絵の技を学び、人間ばかり100点以上も描いたのだとか。
雄々しい男性の立ち姿からは、それでも人間を信じたいという、ノグチの切実な願いが感じられる。なぜ、三宅がこの作品を起点に展覧会を組み立てたのかもわかる。「デザインには希望がなければならない」というのが長年の持論だ。
「自分たちの時代はこんなに問題の多い時代なのかって、子供たちを怖がらせたくはない。人間には知恵があるし、美意識がある。エネルギーもある。それらをどう使うか。これから21世紀を生きる人々が、地球上でその命を全うすることを第一に考えなければ、と思うんです」


