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【ヒマラヤの風】「不調は誰にでもあるから気にしない」 (3/3ページ)

2008.5.14 16:22
このニュースのトピックス地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
【ヒマラヤの風】一歩一歩着実に山に登っていく三浦雄一郎さん=4月17日、ネパール・ディンボチェ(早坂洋祐撮影)【ヒマラヤの風】一歩一歩着実に山に登っていく三浦雄一郎さん=4月17日、ネパール・ディンボチェ(早坂洋祐撮影)

 

 ■シーン3 あらゆる出会いを力に

 1970年、世界で初めてエベレストのサウスコルからスキー直滑降を果たした三浦さんには、シェルパ6人がアイスフォール(氷瀑(ひょうばく))で遭難死するという悲劇があった。トゥクラ(4593メートル)からロブチェ(4930メートル)へ向かう途中の小高い丘の上には、その6人をまつった慰霊碑が並んでいる。三浦さんが設置した後、同様に遭難などで命を落としたシェルパの慰霊碑が立てられるようになり、今は一帯に30基ほどが並んでいる。

 強く冷たい風が吹く中、三浦さんは背負っていたザックを置くと、帽子と上着を脱ぎ、水筒の水をかけながら、一基ずつに静かに手を合わせた。38年前の縁を今も大切にする三浦さんは、機会があれば亡くなったシェルパの子孫が営むロッジを必ず訪ねる。ナムチェ・バザール(3450メートル)からシャンボチェ(3720メートル)の丘に何度も登って訪ねた宿も、ロブチェで泊まった大混雑の宿も、そうだった。ロブチェでは「MIURA 2008 GOOD LUCK」とデコレーションしたケーキがプレゼントされた。

 「あなたがエベレストを滑ったミウラか」「75歳のチャレンジ、素晴らしい!」。世界中から集まった登山家たちが、エベレスト街道ですれ違う三浦さんに声をかけ、記念写真をねだり、成功を祈る。三浦さんは、あらゆる出会いをわが力に変えている。(文:木村さやか/撮影:早坂洋祐(はやさか・ようすけ)/SANKEI EXPRESS)

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【ヒマラヤの風】一歩一歩着実に山に登っていく三浦雄一郎さん=4月17日、ネパール・ディンボチェ(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】エベレスト・ベースキャンプへ向かってロブチェ峠を越える三浦雄一郎さんら。後方はプモリ(7165メートル)=4月22日、ネパール・ロブチェ(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】ゴラクシェプにある標識。エベレスト・ベースキャンプまであと少し=4月22日、ネパール(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】荷物の到着遅れなどで変わった登山日程を組み直す登攀(とうはん)リーダーの村口徳行さん=4月19日、ネパール・ディンボチェ(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】エベレスト・ベースキャンプに到着間近の三浦雄一郎さんら。クライマーやトレッカーの間で三浦さんの名は知られており、どこへ行っても記念撮影を頼まれる=4月24日、ネパール(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】1970年のエベレスト直滑降の際、アイスフォール(氷瀑)で亡くなったシェルパの慰霊碑に手を合わせる三浦雄一郎さん=4月20日、ネパール・トゥクラ(早坂洋祐撮影)

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