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【京都MONO語り】カルタ「大石天狗堂」 みやびな世界へ誘う (4/5ページ)

2008.5.13 18:24
このニュースのトピックス美術・芸術
【京都MONO語り】大石天狗堂  源氏絵と源氏香図を施した豪華な源氏歌かるた。源氏物語千年紀の今年は人気が出ている=京都市伏見区【京都MONO語り】大石天狗堂  源氏絵と源氏香図を施した豪華な源氏歌かるた。源氏物語千年紀の今年は人気が出ている=京都市伏見区

 しかし、花札の需要は絶えなかった。「花札が欲しいお客さんは、店頭で『花』にかけて『鼻』をこすって合図したそうですよ」と前田さん。天狗堂という名前もそんな合図に由来して付けられたそうだ。

 その後、花札はようやく解禁になり、本格的にカルタ製造が再開。明治の元勲(げんくん)、伊藤博文(いとう・ひろぶみ)は大石天狗堂に特別な花束を作らせた。通常よりも大判で、イノシシやシカ、チョウといった独特の絵柄がより緻密(ちみつ)に描かれ、現在でも同型の花札が製造されている。

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 現代は娯楽が増え、伝統的なカルタ製造の業者は、わずか数軒しか残っていない。が、なぜか昨年ごろから爆発的な人気なのだそう。

 どうしてなのかは分からない、と前田さん。しかし、思い当たるのは昨年から京都を中心に話題になっている源氏物語千年紀だ。「どうしても年末に集中する季節商品なんですが、年間を通して注文が多いですね。若い人たちにとってこの千年紀が伝統に興味を持つ“入り口”になっているのかもしれません」

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【京都MONO語り】大石天狗堂  源氏絵と源氏香図を施した豪華な源氏歌かるた。源氏物語千年紀の今年は人気が出ている=京都市伏見区
【京都MONO語り】大石天狗堂  源氏物語54帖から和歌を1首ずつ選んでつくった源氏歌かるた。並べればとても美しい=京都市伏見区
【京都MONO語り】大石天狗堂  小倉百人一首=京都市伏見区
【京都MONO語り】大石天狗堂  光琳かるた=京都市伏見区
【京都MONO語り】大石天狗堂  源氏絵図貝合わせ=京都市伏見区
【京都MONO語り】大石天狗堂  カルタに金箔の和紙を裏打ちする作業=京都市伏見区(加藤孝規撮影)
【京都MONO語り】大石天狗堂  ムラのないように和紙に丁寧に塗る=京都市伏見区(加藤孝規撮影)
【京都MONO語り】大石天狗堂  カルタと和紙の間に気泡が入らないように四辺を丁寧に折り込む=京都市伏見区(加藤孝規撮影)
【京都MONO語り】大石天狗堂  日本のカルタの原型「うんすんかるた」。南蛮文化を色濃く今に伝える=京都市伏見区
【京都MONO語り】大石天狗堂  伊藤博文が発注した花カルタ。花札(下の2枚)と比べるとずいぶん大きい=京都市伏見区
【京都MONO語り】大石天狗堂の看板=京都市伏見区
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