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【京都MONO語り】カルタ「大石天狗堂」 みやびな世界へ誘う (4/5ページ)
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しかし、花札の需要は絶えなかった。「花札が欲しいお客さんは、店頭で『花』にかけて『鼻』をこすって合図したそうですよ」と前田さん。天狗堂という名前もそんな合図に由来して付けられたそうだ。
その後、花札はようやく解禁になり、本格的にカルタ製造が再開。明治の元勲(げんくん)、伊藤博文(いとう・ひろぶみ)は大石天狗堂に特別な花束を作らせた。通常よりも大判で、イノシシやシカ、チョウといった独特の絵柄がより緻密(ちみつ)に描かれ、現在でも同型の花札が製造されている。
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現代は娯楽が増え、伝統的なカルタ製造の業者は、わずか数軒しか残っていない。が、なぜか昨年ごろから爆発的な人気なのだそう。
どうしてなのかは分からない、と前田さん。しかし、思い当たるのは昨年から京都を中心に話題になっている源氏物語千年紀だ。「どうしても年末に集中する季節商品なんですが、年間を通して注文が多いですね。若い人たちにとってこの千年紀が伝統に興味を持つ“入り口”になっているのかもしれません」











