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20世紀の「美」のゆりかご バウハウス展に行こう! (2/2ページ)

2008.5.6 10:06
このニュースのトピックス美術・芸術

 バウハウスは何を教え、学生たちは何を学び、後世に何を残したのか。東京藝術大学大学美術館(東京・上野公園)で開催中の「バウハウス・デッサウ展」は、その軌跡を多角的にとらえる展覧会だ。特に黄金期といわれるデッサウ時代(25〜32年)に焦点を当て、バウハウス・デッサウ財団所有の貴重な工房製品、資料のなかから日本初公開を含む計260点を3部構成で紹介。伝説をひもとく。

 第1部では、「なぜバウハウスは生まれたのか」に迫る。バウハウス以前のドイツのデザイン運動や、同時代の「ロシア構成主義」やオランダ「デ・ステイル」の製品や資料を参照すると、バウハウスの誕生が時代の要請だったことがうかがえる。

 第2部では、バウハウスの教育システム−「基礎教育」「工房」を紹介。画家のカンディンスキーやクレーら、著名な教授陣や学生たちが作った家具や生活用品は、いまなおモダンな美しさを失わない。

 第3部は、バウハウスが最終目標とした「建築」に焦点を当てる。本展では特別に、グロピウス自ら設計したデッサウ校舎の校長室を、原寸大で再現する。

 バウハウスの理念と情熱を体感することは、人間を幸せにする「空間」とは何かを再考する好機にもなるはずだ。(黒沢綾子)

このニュースの写真

【写真劇場】「バウハウス・デッサウ展」  「アム・ホルンのバウハウス実験住宅」の居間タンス(1923年設計/2007年修復、復元)。当時学生で、後に教師になったマルセル・ブロイヤーがデザイン。使いやすいよう、パーツごとに目立つ色で塗り分けられている。実験住宅は、1923年にヴァイマールで開かれた「バウハウス展」の目玉だった。教師、学生が一丸となって設計・内装を手掛け、教育成果を内外に示したという
バウハウス・デッサウ展。キュレーター(学芸員)のブルーメ・トルステン氏(右)を講師に迎えてワークショップが開催された =26日、午後、東京・台東区の東京芸術大学 (小野淳一撮影)
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