ニュース: 文化 RSS feed
【写眼】山田脩二「カンポンプロック村の生業」(2006年) (2/2ページ)
貧しさや苦しさ、生活の実情を伝えるには、大写しするのもひとつの手法だが…。「ぼくはしょせん、よそ者。被写体の生活に近寄って撮るのはおこがましいと思ってしまう。だから、相手との距離を測りながら撮るんです」。大切な人を遠くでそっと見つめる優しいまなざし。そんな撮影者の心情も写し込まれているようだ。
近づき過ぎて大事なものを見落としたり、逆に遠くから眺めることで何かが見えてきたり。日々の人間関係でも、そういうことって、たしかにある。(堀晃和)
◇
■「両棲集落 実測図×山田脩二の写真」展
19日まで(午前10時半〜午後7時。最終日は午後3時まで)、東京・新宿のコニカミノルタプラザで。湖とともに生きるカンボジアの集落を撮影した約360点を紹介。関西大学の研究室が作成した集落の実測図も展示。入場無料。無休。(電)03・3225・5001。

