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【京のいろ】高台寺 ねねが笑っている (1/3ページ)
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ねねの寺としてよく知られる鷲峰山(じゅぶざん)高台寺(京都市東山区)。豊臣秀吉の没後、その菩提(ぼだい)を弔(とむら)うために秀吉の正室、北政所(きたのまんどころ/ねね、出家後は高台院湖月尼(こげつに))が開創(かいそう)した。そのためか、禅寺としては珍しく、女性らしさがそこかしこに見受けられる。大型連休のまっただ中、陽気にさそわれ訪ねた。
■優しい曲線の「顔」
お土産物の店や料理店が並び、多くの観光客が行き交うねねの道から、台所坂の石段に入る。喧噪(けんそう)が急に途絶え、サヮサヮサヮという笹の音と、カァカァカァとカラスの鳴き声が聞こえた。庫裏(くり)は坂をのぼりきった拝観入り口に建っている。
「もう竈(かまど)は使っていないが、今も昔と同じように食事をしたり、会議をしたり。大正元(1912)年に建てられたので、それほど古くはない。でも、入り口に建つのである意味、寺の顔でしょうね」と高台寺事務長の間宮義信(まみや・よしのぶ)さん(54)はいう。




