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【ムツゴロウのいのち万華鏡】未知なるゼブロースを求めて (3/6ページ)
このニュースのトピックス:旅
牧場は、きれいな緑の中にあった。牧場主は女性で、ジェーン・プリティジョーンズという名であった。牛を飼っている。
彼女は、ちょっとね、ちょっと時間をちょうだいと言った。牧場には、慌(あわただ)しい雰囲気があった。
「牧柵が壊されちゃったのよ。ゾウが侵入してきてね、ちょ、ちょっと待って」
牧童たちに指示を与えた。その合間に私を振り返り、珍しいことではないけど、でも大変と笑った。
メイドが紅茶を運んできてくれた。加えて、ジャムとトースト。
ジェーンが戻ってきた。
「ゼブロースは、祖父の代からよ。もう、60年になるかしらねえ」
「今、何頭ぐらい……」
いるのですかと訊こうとして庭を見ると、なんと、すでに牧童が連れてきていた。
シマウマより、ひと回り大きかった。そして体には、細いしまが張りめぐらされていた。耳はピンと立ち、耳と耳の間のたてがみはシマウマのものだった。
うーん、お前たち、夢にまで見たハイブリッド(雑種)。おうい、元気してたのか。おい、どうだい。






