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【ムツゴロウのいのち万華鏡】未知なるゼブロースを求めて (2/6ページ)
このニュースのトピックス:旅
見たいと思った。いろいろな人に、今はどうなってるかと訊いた。しかし、全員、首を横に振った。ノー、知らない、聞いたことがないと言った。
そして約30年、ケニアで動物の保護に力を尽くす女性たちとの知遇を得た。ゾウのデボラ、ライオンのジョイ、サイのアンナ。
女性たちは、お互いに連絡を取り合っているという。そしてベルギー人のアンナ・メルツが、ああゼブロースなら、ジェーンだわと教えてくれたのだった。
■サバンナで夢のハイブリッドに会う
赤土の道が、突然消える。サバンナの草を踏みしだいただけのわだちのまん中に、ゾウが現れた。口をもぐもぐし、くるなと言う。
地元のガイドなしでは目的地に辿(たど)り着けない旅だった。
日の光。動物が吐く息と大気が混ざり合い、その中で日の光が醗酵している。アフリカの匂(にお)い。
山が近くなると、緑が濃くなった。山にぶつかった雲が雨となり植物を育てるのだ。
道が細くなった。ガイドは大声で、トゥ、ラララーと呼んだ。対向車に対するシグナルだった。返ってくるのがコダマだけだと、もちろん進んでよろしい。






