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【ヒマラヤの風】古都パタンは町全体が美術館 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
■シーン2 人より神が多かったカトマンズ
カトマンズの朝は早い。空路ルクラへ向かうため、午前5時半にホテルを出発した日、まだ薄暗く、車もほとんど走っていない町中を、サリーやパンジャビードレス姿の女性たちがぞろぞろと歩いていた。シェルパのダヌーさん(32)に聞くと、朝市へ向かう途中だという。
標高1300メートルの盆地に位置するカトマンズには、古くからネワール人が暮らし、都市文明を築いてきた。「人より神々が多くすむ」といわれてきたが、1990年の民主化以降、急速な変化を遂げたという。自動車やオートバイがあいさつ代わりにクラクションを鳴らし、砂ぼこりを巻き上げながら走るようになったのは、近年になってからのことだ。「車がなかったころは、もっと空気がきれいだった」と三浦さんは振り返った。
カトマンズの旧市街で、ホテルやレストランなどが立ち並び、旅行者が集まるタメル地区には、英語が通じる商店も多い。両替店にマッサージ、スーパーマーケット。だが、土産物で目につくのは神仏の像やチベットの仏画「タンカ」など、宗教関連のもの。どこへ行っても「オンマニペメフム…」という真言を繰り返す歌がスピーカーから流れていて、耳から離れなかった。






