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バウハウス・デッサウ展 オマール・アクバー財団館長に聞く (1/3ページ)
このニュースのトピックス:美術・芸術
■現代社会のニーズ実現
伝統を未来へ−。東京藝術大学大学美術館で「バウハウス・デッサウ展」(4月26日〜7月21日)が開幕するのを前に、ドイツ東部のデッサウを訪問した。バウハウス・デッサウ財団館長のオマール・アクバー氏は、デザイン界で「革命」を引き起こしたバウハウス様式は今に至るまで強い影響を与え続けていると強調、日本での開催に意欲を示した。(ベルリン 黒沢潤)
ベルリンから車で約1時間。デッサウ郊外に建つバウハウス校舎は、牧歌的な雰囲気の漂う伝統的な家屋が立ち並ぶ中、ひときわ異彩を放っている。その姿は、1925年のデザインとは思えないほど斬新だ。
「バウハウスは異なる学問の領域を取り払った。モダンなモノを取り扱う最初の学校で、未来を見つめながら新技術を使うという革命的な姿勢を堅持してきた」とアクバー氏はその意義を強調する。
バウハウス初代校長のグロピウスは、創造力に富む人材を集め、産業用の新技術を次々と生み出した。その技術と思想は、現代デザイナーにも強い影響を与えている。有名ブランド「ヒューゴ・ボス社」の幹部も最近、独紙とのインタビューでバウハウス・デザインに言及し、「いい素材を使って明確なラインを前面に打ち出す」ことが重要−などと述べたほどだ。
バウハウスがドイツで生まれたのは、優れた「マイスター」を生み出した各種ギルド(職業別組合)が存在していたことが大きい。ドイツ古来の緻密(ちみつ)な「モノ作りの哲学」が新しいデザインの誕生に寄与した。


