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【京のいろ】平安神宮・紅しだれ桜 艶やか「紅の雲」 (1/3ページ)

2008.4.21 17:20
このニュースのトピックスサイエンス・生物
【京のいろ】平安神宮・紅しだれ桜  春が降ってくる=京都市左京区(加藤孝規撮影)【京のいろ】平安神宮・紅しだれ桜  春が降ってくる=京都市左京区(加藤孝規撮影)

 春を華やかに彩る平安神宮(京都市左京区)の紅しだれ桜。名所を数多く抱える京都でも、その艶やかさは群を抜く。八重の花がピンクの濃淡を織りなし、朱塗りの境内はベールに包まれる。文豪、谷崎潤一郎はこの風景を、長編小説「細雪(ささめゆき)」の中で「夕空にひろがっている紅の雲」と表現した。「京洛の春を代表する」存在として描かれた桜を求め、毎年大勢の人たちがこの地を訪れる。

 ■都復興の想いとともに咲く

 境内にはソメイヨシノや山桜、里桜など多くの桜が咲き乱れる。そのなかでも、約150本の紅しだれ桜は特に有名だ。

 開花は例年、桜前線に遅れること約1週間。今年も4月上旬に見ごろを迎えた。

 その名の通り、濃い紅色が特徴。平安神宮の禰宜(ねぎ)、本多和夫さんは「気温が上がるにつれ、花の色はだんだん白っぽく変化します」。5分から7分咲きのころに紅色がもっとも濃くなり、少しずつ薄くなっていく。木によってその速度が違い、ピンクのグラデーションが楽しめるのだという。

 谷崎潤一郎が「細雪」に描いた風景はどのあたりだろうか。「紅の雲」は、西の廻廊から神苑(しんえん)に第一歩を踏み入れた所にある、と記されている。思いめぐらせながら、境内をそぞろ歩く。

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【京のいろ】平安神宮・紅しだれ桜  春が降ってくる=京都市左京区(加藤孝規撮影)
【京のいろ】平安神宮・紅しだれ桜  色美しき八重の花。朱の境内に濃淡を描く紅しだれ桜は、京の春を代表する=京都市左京区(加藤孝規撮影)
【京のいろ】平安神宮・紅しだれ桜  都復興の想いとともに咲く=京都市左京区(加藤孝規撮影)
【京のいろ】平安神宮・紅しだれ桜  多くの観光客らで賑わう平安神宮=京都市左京区(加藤孝規撮影)
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