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【ヒマラヤの風】首都よりも快適な村 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
ホテル・エベレスト・ビューで昼食をとって、再び村へ。シェルパ族の暮らしなどを展示する「シェルパ博物館」をのぞいた。大きな鍋がいくつも並んだ台所に、色鮮やかな仏画が描かれた居間。別棟には、エベレスト登頂者の写真とあわせて、シェルパたちの写真が経歴とともに展示されていた。シェルパなしには、この「世界の屋根」ヒマラヤの登山史はあり得ない。まさに縁の下の力持ちだ。
今回の取材をサポートしてくれたシェルパ、アンダワさん(40)の若かりしころの写真もあった。幼いころに父を亡くし、シェルパとして働き始めたというアンダワさんは、日本の遠征隊にも何度も同行しているベテランだ。だが、エベレストの頂上まで登ったことはない。
「一度はぜひ、ピークに立ちたい。自分の誇りにもなる」
胸を張って、そう言った。
■シーン3 豊かになっても笑顔は続く
ロッジを切り盛りするのはシェルパ族の女性たちだ。食事の支度から掃除、宿泊予約の受付、売店の品物の手配と、朝から夜まで実によく働く。
土産物のアクセサリーを宿泊客目当てにロッジまで押しかけて販売するのも女性たちだ。レストランの前に陣取って品物を広げ、全員が出てくるまで頑として動かない。






