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【ヒマラヤの風】女神のほほえみ 追い求めて (3/3ページ)

2008.4.11 19:04
このニュースのトピックス地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
【ヒマラヤの風】エベレスト街道を歩きながら、高度馴化を続ける三浦雄一郎さんら=3月26日、ネパール(早坂洋祐撮影)【ヒマラヤの風】エベレスト街道を歩きながら、高度馴化を続ける三浦雄一郎さんら=3月26日、ネパール(早坂洋祐撮影)

 ■シーン3 大自然のなか一歩ずつ

 標高4000メートルを超えると、街道沿いで真っ赤に咲き乱れていたネパールの国花、シャクナゲは姿を消し、植生はハイマツ帯に変わる。川をはさんだ向こう側には、崖崩れが何度も起きたらしい、荒涼とした山肌が広がっていた。

 空気が薄くなってきたことも実感できる。懸命に一歩ずつ踏み出す自分の足取りも急に頼りなく感じる。大自然の中で、あまりにもちっぽけな自分の存在。それでも歩き続けなければ、目的地には到達できない。ぼんやりした頭で懸命にそんなことを考え、しっかりとした足取りで歩き続ける三浦さんの後を必死に追った。

 歩き始めはゆっくりだが、調子が出てくると、どこまでも休まず歩き続ける「三浦ペース」。1日の行動時間が8〜9時間に及ぶこともざらだ。高山病でぐったりしていると、黙々と歩いていた三浦さんがおもむろに振り返り、重々しくこう言った。

 「いやあ、あのポーターったら、あんなに急いでいて、あれは『ハリーポッター』だなあ」

 そ、そんなことを考えていたんですか…。(文:木村さやか/撮影:早坂洋祐/SANKEI EXPRESS)

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【ヒマラヤの風】エベレスト街道を歩きながら、高度馴化を続ける三浦雄一郎さんら=3月26日、ネパール(早坂洋祐撮影)
シャンボチェから望むタムセルク(6608メートル)。エベレスト街道からはヒマラヤ山脈の雄々しい姿が楽しめる=3月24日、ネパール(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】エベレスト街道で見られる「マニ石」。経文が刻まれており、必ずその左側を通る=3月23日、ネパール(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】シャンボチェから望むクンビラ(5761メートル)とマニ石=3月24日、ネパール(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】エベレスト街道沿いに咲き乱れるネパールの国花、シャクナゲ=3月23日、ネパール(早坂洋祐撮影)

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