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【ムツゴロウのいのち万華鏡】いま触れるアフリカの魂 (4/5ページ)
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仲よくなれたので、ほっとしている。腹を強く愛撫(あいぶ)すると、彼は私の二の腕を噛んだ。万力で締めつけられるように強いけれど、静かに力を加えてくれるので、歯は食い込んではこない。言ってみれば、握手と同じだ。
彼は、座っている私の腹部、つまり中心に頭を押しつけてきた。そしてだ!
ゴロゴロゴロ……。
大きな音を出し始めた。
自分の首から耳にかけて、鳥肌が立つのが分かった。飼い猫と同じじゃないか。
同じネコ科に属するのだが、猫と同じゴロゴロ音を出してコミュニケーションをするのを自分の体で知ることができて、私は倖せのかたまりになった。
■広大な空の下 ライオンと散歩する
ハーネスにはまた、ライオンもいた。若いライオンたちは、集団で飼育されていた。
それを見ると、体が自然に反応してしまう。
すっと近寄って、中央に座りこんでしまう。
少年ライオンたちが噛(か)みついてくる。しなだれかかってくる。前も後ろもライオン。
ああ、アフリカだ。






