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【私のおしゃれ学】作家・石田衣良さん 文化力を育て 他者と差をつける (1/4ページ)
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「メディア対応力、編集者との対人調整力、独自のアイデア、文章力、時代を見る目、メディアで流れるキャラクターの魅力、売れるか売れないか…。すべてが欠けることなく一定のレベルでそろっているのが自分の力だと思います」と語る作家、石田衣良さん(大石一男撮影) 【衣裳協力】23区HOMME(23区オム) シャツ1万8900円、パンツ1万6800円、ベルト9975円、シューズ2万9400円(問い合わせは(電)03・5476・5811)南斜面に建つ東京都内の自宅兼仕事部屋は、白を基調とした本棚やソファが美しい。オーディオセットには高級車が買えるほど大金をつぎ込んできた。服の着こなしも軽やか。しかし、石田衣良(いしだ・いら)さんの最優先事項ははっきりしている。執筆だ。
「家具はショップをはしごしてほぼ1日で買い集めました。服もたまに衝動買いするくらいで、こだわりはないんです。書くことが中心にあって、それ以外はおまけの遊びですよ」
機会の多いテレビ出演もおまけのひとつ。「テレビ局の楽屋は1人きりで静かだし、ものを考えるのに適している。本番前の妙なテンションが案外いいんです」。台本の裏に書きとめたアイデアから短編小説が生まれたこともある。
初めての単行本「池袋ウエストゲートパーク」を世に問うたのは1998年。以来、10年間にわたり人気作家の道をひた走り、出版冊数は今年の前半だけでも5、6冊になるはずだ。「出版事情が決して良くない中で僕は恵まれています。ようやく10年たって手元に“道具”がそろってきた。自由に書け、選択する権利もある。文章や素材の切り取り方、世界観が育ってきています」

