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【ミーハー歌舞伎入門】高校野球と歌舞伎の共通点 (1/2ページ)
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高校野球と歌舞伎。
一見、全く関係ないように思えますが、その魅力はかなり近い、と記者はみております。それは成長の過程を見守る喜び、というヤツであります。
荒削りだが、この人にはダイヤモンドの原石のような才能と勢いがある。今日は失敗したが、いずれ大成する…などと客席でさも自分だけが、唯一の理解者であるかのような錯覚を抱き、継続して応援しちゃうわけです。
ハンカチ王子こと、早稲田実業高校のエースだった斎藤佑樹(さいとう・ゆうき)君(現早稲田大)。甲子園では延長戦でも決着が付かず、再試合で一生懸命汗をふきふきしていましたね。負けた試合でも一生懸命やっているから、まことに美しい。凛々(りり)しい。
ああいう大舞台、というものが歌舞伎界の若手俳優にもあります。最近なら市川海老蔵(えびぞう、30)が今年1月、新橋演舞場で不動明王など1人5役を演じました。プリンセス天功ばりのイリュージョンで空中浮遊までしておったのですが、1カ月間、毎日1428席もある劇場にお客さんを呼ばなくてはならないのですから、大変な重圧です。
個人的には、台詞(せりふ)まわしなど課題はあったかと思いますが、かつて新之助を名乗っていた頃を思いだすと、まぁまぁ立派になって…などという身内のオバサンのような感慨がわくのも事実です。