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【美術展】大正期皇室ご慶事の品紹介

2008.2.13 08:00
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 大正天皇即位の礼、昭和天皇ご成婚、秩父宮家創設など、15年間に7つもの皇室のお祝い事が相次いだ大正期に、国内外から皇室に献上された美術工芸品の数々を紹介する「祝美(いわいのび)−大正期皇室御慶事の品々」が、東京都千代田区の宮内庁三の丸尚蔵館で開かれている。

 昭和天皇ご成婚を祝う一対の飾り棚と屏風(びょうぶ)は、大正期を代表する135人もの工芸家が「当代我邦(わがほう)美術工芸の最高品を製作奉献せん」(献品図録序文)と5年をかけて昭和3年に完成した逸品。棚に付属する洋式文房具などの棚飾り品一式を含め、ご成婚奉祝献品の全容を紹介するのは初めてという。

 病床の大正天皇を摂政として支え、人々の期待が高かった22歳の昭和天皇のご成婚を祝し、文武官一同の依頼で正木直彦・東京美術学校長が制作を企画した。図案指導のため各地を回った島田佳矣(よしなり)には最後の大作となった。

 大正期の献上品は大型の作品が多いだけでなく、作品群に多数の作家がかかわったことが特徴。その中でも今回展示の一式は、東京を中心に京都、石川、富山、長崎など全国各地で最上級の木工、金工、漆工、窯工、牙角工、染織工の工芸家が参加しており、「結集力、統合力の表現された『美』であり、大正期工芸の記念碑的作品」(同館)という。

 二曲一双の屏風には、蒔絵や象眼細工などの工芸作品24面を埋め込んである。ひとつひとつが同時期を代表する作家たちの手がけた秀作だ。

 3月9日まで、月曜金曜休館。詳細は(電)03・5208・1063。(牛田久美)

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