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異色の作風で「現実」を問う 公演「ウラノス」/公演「眠りのともだち」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:「SANKEI EXPRESS」から
「表現の根っこにあるのは『現実を疑ってみよう』ということ。現実にも曖昧さやほころびはある。見終わって観客が、『確かなものって何もないんだ』と、気持ちよく混乱してくれたら」と語る劇団イキウメ主宰の前川知大さん(提供写真)劇団イキウメを主宰する前川知大(ともひろ)の新作が連続上演される。青山演劇カウンシル「ウラノス」(青木豪演出)と、イキウメの「眠りのともだち」(前川作・演出)。SFタッチの独自の世界観で人気急上昇中だ。
「ウラノス」は青山円形劇場とネルケプランニングが組んだプロデュース公演で、放射性廃棄物の埋め立て地になった村と住民の物語。前川は昨年、佐々木蔵之介率いるチーム申(さる)の「抜け穴の会議室」の作・演出も手がけた。
「外部プロデューサーの要求に対応する作業は、ストレスになると同時に楽しさがあって、間口が広がったと思う。その後、イキウメに戻ると本当に自由。その自由さを持て余さないよう自分を鍛えなくては」と前川。
イキウメでは作・演出を手がける。宇宙人が人間の“概念”を盗みに来るなど、現実にはありえないSF調の物語設定が、いつしかリアルな人間ドラマに見えてくる異色の作風。「眠りのともだち」も、夢の中で見る夢の世界に閉じこめられるヒロイン(小島聖)を通し、現実とは何か問いかけていく。

