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“究極の美”北アルプス 【3000mの風】総集編

2007.12.31 16:05
このニュースのトピックス年末年始総力特集
蝶ケ岳の眼下に広がる安曇野。安曇野上空に停滞する雲の隙間から街の明かりが輝いていた =11日午後8時44分撮影蝶ケ岳の眼下に広がる安曇野。安曇野上空に停滞する雲の隙間から街の明かりが輝いていた =11日午後8時44分撮影

未発表カットも公開

 槍ケ岳、穂高連峰がそびえる北アルプスに滞在し、北アルプス特派員報告として山の「今」を追ったSANKEI EXPRESSの連載企画「3000mの風」。4月の小屋開けから11月上旬の小屋閉めまでの1シーズン、約7カ月にわたり多くの山の表情を狙ったこの連載は、報道カメラマンならではの視点で北アルプスの今を的確に撮影したことが評価され、東京写真記者協会・2007年の企画部門・奨励賞に選ばれた。

 今回の総集編では、連載で掲載したものはもちろん、未発表のカットも含めてウェブ上で公開する。

 見上げると雪に覆われた3000mの峰がそそり立ち、足跡ひとつない白銀の世界が広がる4月の涸沢から連載は始まり、新緑がまぶしい初夏。錦秋の紅葉が山肌全体に広がる秋。そしてふたたび小屋は雪に覆われていった。ひとたび季節が変わると目まぐるしく山の表情も変わっていくのが実感できる。

 そして今、北アルプスは静寂と雪山の厳しさだけがあるだけだった。再び登山者でぎわう春まで山々は静かに待っている。(写真報道局 大西正純)

このニュースの写真

涸沢カールから見上げた奥穂高岳。日中の吹雪も止んで月明かりに浮かんだ稜線は、強風に雪が舞い、星のきらめきにかすみをかけていた =4月28日 ※長時間露光で撮影
北アルプスの涸沢(からさわ)カールのテント場には100張以上のテントが残雪の上に色とりどりの花を咲かせている。一番後方に見えるのが東天井岳と大天井岳。右側の黒々とした岩肌を見せているのが「屏風の頭(かしら)」=4月29日、涸沢カール (長時間露光撮影) 
前日の吹雪で積もった雪に足跡を残し、単独行で北穂高岳へ向かう登山者=4月29日、涸沢カール
日の出前に滝谷岸壁(左)に落ちゆく月と笠ケ岳=5月4日、北穂高小屋付近から 
北穂高岳頂上(奥)とそこに立つ登山者。手前右には「風雪のビバーク」で知られる松涛明の名を冠した松涛岩が屹立している=5月4日 
ライチョウが暮らす北穂高岳の標高3000メートルの景観。流れる雲の間から槍ケ岳が姿を見せた=5月4日 
朝日を背に浴び、雪の斜面に長い影を落としながら奥穂高岳山頂を目指すパーティー=5月5日午前
晴天時、登山客が少なくなったのを見計らって布団干しをする小屋番=5月9日午前7時59分、北アルプス・涸沢小屋 
梓川の支流沿いで可憐な白い花を咲かせるニリンソウの群生=5月18日、上高地の明神・徳沢間の奥上高地自然探勝路  
朝日を浴びて輝くケショウヤナギの木々といまだに雪が残る穂高連峰=5月、上高地 
夜明けに槍ケ岳の頂上から見た朝焼けに染まる穂高連峰を見る。前穂高岳に続くまるで恐竜の背骨のようなギザギザの北尾根が浮かび上がった=6月23日午前4時20分
太陽のように輝く満月が常念岳にかかる雲を照らし出す。薄っすらと中央に見えるのは松本の街明かり。手前の光跡はヒュッテ大槍(30秒露光)=7月31日
蝶ケ岳の眼下に広がる安曇野。安曇野上空に停滞する雲の隙間から街の明かりが輝いていた =11日午後8時44分撮影
北アルプス唯一の活火山の焼岳。日没後、焼岳北峰(左のピーク)をかすめるように雲が流れていく=6月15日午後7時45分撮影 30秒露光、レンズ24-105ミリ使用
北アルプス唯一の活火山の焼岳。百名山効果もあり、週末になると多くの登山者で賑わう焼岳北峰山頂。天候に恵まれると眼下には穂高の峰と上高地が広がる=6月16日 
長大な吊尾根と前穂高岳頂上をバックに、西穂高岳山頂から奥穂高岳方面へパトロールに向かう涸沢常駐隊の2人組。この縦走路は岩稜帯が続く北アルプス屈指の難ルートで、山岳事故も多い=8月8日 
夕日を背に、雲海の上に姿を現した槍ケ岳=7月26日午後7時22分、蝶槍
常念岳と縦走路脇に花を咲かせるコバイケイソウ=7月27日、蝶槍から常念岳へ向かう登山道 
西穂高岳山頂付近から眺めるピラミッドピーク(手前左)。奥は乗鞍岳=8月8日 
北アルプスの展望台・南岳からの眺望。大キレット越しに眺める穂高連峰。わき立つ雲のすき間から大キレット、北穂高岳北峰、南峰が姿をあらわした=9月1日
北アルプスの展望台・南岳からの眺望。朝焼けに染まる北穂高岳。山頂付近に見えるのは北穂高小屋=9月5日
朝焼けに染まる槍穂縦走路。ナイフの刃のように急峻な岩稜帯が続く登山道は、北アルプスを代表する難ルートのひとつだ=9月18日、北穂高岳から槍ケ岳方面を望む
北アルプスの展望台・南岳からの眺望。大キレットの険しい尾根越しに滝谷の絶壁がそそり立つ。多くのクライマーたちが挑戦し続けている北アルプスを代表する岩場のひとつだ=9月3日
槍沢を登り、天狗原分岐で氷河公園を目指す。行き交う登山者もなく天狗池に着くと、雪渓がとけてできた天狗池には「逆さ槍」が映った。槍ケ岳の山頂が雲に隠れることもなく、また水面を動かす風もなく、まさに穏やかな時間が流れた=9月4日
尾根筋に沿って雲が沸き立つ燕岳(つばくろだけ)=9月11日 
雪どけ水でできた池ノ平の水面に映る涸沢の紅葉。右は北穂高岳南稜、中央は涸沢岳=10月11日
穂高の高峰に囲まれた涸沢カールの谷はナナカマドやダケカンバが紅葉し、緑から黄、オレンジ、赤へと微妙なグラデーションを彩られた =10月13日
定点観測 錦秋の涸沢=10月13日 
本格的な降雪で冬の装いに一変した北アルプス。雪に覆われた穂高の白い山肌をモルゲンロート(朝焼け)が赤く染める=10月21日、涸沢
夕日の光を浴びて前穂高岳の尾根についた雪が舞い上がる(本社ヘリから)=11月13日
北アルプスの雪山 夕日を浴び浮かび上がる、奥穂高岳山頂(右)とジャンダルム(前衛峰)=11月13日、本社ヘリから
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