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アラビア書道家・本田孝一、トルコで個展

2007.11.19 15:55

 アラビア書道の国内第一人者、大東文化大学の本田孝一教授の個展が、トルコ・イスタンブールのイスラム歴史・芸術・文化研究センターで始まった(30日まで)。同センターはイスラム世界の文化芸術などの“殿堂”で、日本人の単独個展開催は初めて。

 本田教授は大学卒業後に通訳としてサウジアラビアに赴任し、アラビア書道に魅せられた。トルコ人書道家のハッサン・チェレビー氏に師事。12年間の修業後、日本人初のアラビア書道免状取得者となった。

 アラビア書道はアッバース朝時代(750〜1258)に各種記録を書き留める筆書体として考案された。その後、聖典「コーラン」を書く文字として普及。19〜20世紀に、金彩やアラベスク模様などを組み合わせた芸術作品としての完成度が高まった。

 本田作品の特徴は、宇宙や光を題材にした背景と色彩。代表作「青の砂漠」は、鮮やかな青の砂丘が幾重にも折り重なる間にコーランがしたためられている。斬新なスタイルだが、文字は伝統を踏襲し、「革命的」と評価された。一昨年には、アラビア書道界を代表する書道家として大英博物館に作品を展示した。

 本田教授は「中東では宗教的視点から鑑賞されることが多く、緊張する。伝統を尊重しつつ、東洋人ならではの感性を詰め込んだ作品を発信していきたい」と話している。(舛田奈津子)

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