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1300年不動の国宝、動く 京都、謎解明へ
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寺院創建以来約1300年間、動かされていないとされる京都府木津川市の蟹満寺の国宝「銅造釈迦如来坐像」が31日、本堂建て替えに伴う修理のため境内の修理所へ移された。保存修理の後、平成22年3月末に完成する本堂に戻す。秀作とされながら建立の由来がはっきりしない謎の仏像で、移動に合わせて行われる学術調査の結果が期待されている。
この坐像は蟹満寺の本尊で、寺の創建とともに白鳳時代後期(7世紀後半)に建立されたと推定される。坐高240.3センチの銅製の仏像で、最近の調査の結果、約1300年間現在の位置にあったことが確認された。
当時としては珍しい金メッキが施されていたが、現在はほとんど落ちている。奈良時代以前のこの種の仏像は、薬師寺金堂(奈良市)の薬師如来坐像など4つが現存するだけ。
財団法人美術院が保存修理を行う一方、市教委は来年1月から、文化庁の指導を受け坐像の置かれていた台座や地下遺構などを調査。重量7トンと推測される坐像の計量も初めて行われる。
伊東史朗・京都国立博物館名誉館員(日本彫刻史)は「文献がないために由来がはっきりしなかったが、今回の調査で建立された時期などの謎が分かるかもしれない。推測しかできなかった、建立当時のお堂の大きさもはっきりするはずだ」と話している。
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