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第55回江戸川乱歩賞を受賞した遠藤武文さん(43) (2/2ページ)
「普通に生活していれば法に裁かれることのない人が自らの過失で交通刑務所に入ってしまう。加害者にも悲劇はあるけれど、交通事故自体は絶対に許されるものではない。そんな被害者と加害者のぶつかり合いにも触れたかった」
長野県生まれ。中学時代からコナン・ドイルやエラリー・クイーンなどの推理小説を読みあさり、創作への夢を膨らませた。早大卒業後は地元に帰り、広告会社や出版社に勤務。「小説に比べて枚数も少ないし、会話だけでいいから…」と、10年ほど前からシナリオを書き始めたが、なかなか芽は出なかった。
転機は一昨年末に、松本清張原作「点と線」のテレビドラマを見たこと。「大がかりな仕掛けを使わずに人間模様を描く社会派の手法」に触発されて長編推理小説の執筆を決意。1年がかりで受賞作を書き上げた。
「一番好きなのはシャーロック・ホームズ(シリーズ)。今の時代には合わないかもしれないけれど、いつかは名探偵の出る小説を書きたいですね」(海老沢類)
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